●学ぶ会2月研究会
報告は2本。テーマ1「弥生時代から古墳時代の授業づくり―故郷奈良の視点で―」は、弥生時代の代表的古墳として唐古・鑓遺跡を、古墳時代の代表的古墳として纏向遺跡を、その規模や設置場所、周囲の環境などを比較することで大和権力の成立を考えさせる実践報告。
テーマ2「『世界がつながる時代』を授業する―カリブの海賊を導入にして―」は、誰もが社会科を楽しいと感じながら取り組んでほしいとの願いを具体化した授業計画。カリブ海を舞台に海賊行為を行ったドレイクがイギリスによって迎えられ英雄となった事象に、生徒は“なぜ”と疑問を持つ。疑問を入口として近世の中南米およびイギリス対スペインの覇権争いを考えさせた内容。『ともに学ぶ人間の歴史』第4章「世界につながる時代」参照。 |