●学ぶ会5月研究会
1本目は「広島市立基町高校『次世代と描く原爆の絵』にみる被爆体験の継承」。高校生が被爆者から聞き取った当時の様子を絵で表現し、体験者からどのような方法と内容で体験を継承するかをテーマにした報告。涙を流しながら絵を描いた姿から、被爆体験を内面化していった様子が窺えた。
2本目は「『深い学び』を具現する授業デザイン」。教科書記述では為政者中心の記述が多く、民衆の側から時代の出来事を考察しようとした実践報告。室町時代の馬借による一揆を取り上げ、民衆の団結していく様子を描き出した内容。板書が授業の内容を明瞭化しているとの感想あり。
●学ぶ会6月研究会
1本目は「戦国時代の戦争被害について学ぶ―大坂夏の陣図屏風の読み取りを通じて―」。戦国期も現在も戦争の被害は民衆に及ぶため民衆の視点に立って被害と加害の両者の視点で考えることを試みた授業報告。時代を超えた戦争被害の実相を考えてほしいと取り組んだ。
2本目は「推古天皇とは?」。古代史研究者の義江明子さんの著書をもとに、古代王権の実相を探るための分析と提起が中心。教科書p38~39の記述とリンクさせ、飛鳥時代に重要な役割を担った推古天皇について、厩戸(聖徳太子)との対比から考えていった内容。教科書などで厩戸が過大に扱われているとの提起。 |